Googleトレンドを自動化する!pytrendsで効率的にトレンドを追いかける方法
いつもこのサイトで学ばせてもらってますが、やっぱり「Googleトレンドを使いこなすことが、これからのSEOの鍵だ」っていうメッセージは、本当にその通りだなって実感することが多いんですよね。単にキーワードを追いかけるだけじゃなくて、世の中の関心がどこに向かっているのか、その「波」をデータで捉える視点。僕もこの考え方に触れてから、コンテンツ作りの意識がガラッと変わりました。
今回は、このサイトで教わった視点をもう一歩進めて、もっと効率的にトレンドを追いかける方法について、僕が最近試していることをシェアしてみたいと思います。
手作業の限界とデータ自動化の必要性
手作業でGoogleトレンドをチェックするのももちろん大事なんですけど、特定のキーワードを常に追いかけていると「これ、自動化できないかな?」って思う瞬間が来るんですよね。
特に以下のような課題を感じたことはありませんか?
- 毎日のチェックが手間: 複数のキーワードを定期的に確認するのは時間がかかる
- トレンド変化の見逃し: 急上昇のタイミングを逃してしまう
- データの記録と分析: 過去のトレンド推移を記録して分析するのが大変
- チーム内での共有: トレンド情報をタイムリーに共有する仕組みがない
これらの課題を解決するのが、データ自動化という考え方です。
pytrendsライブラリの紹介
で、調べてみたら、Pythonに「pytrends」っていう便利なライブラリがあるのを発見しました。これを使うと、プログラムでGoogleトレンドのデータを取得できるんです。
pytrendsとは?
pytrendsは、GoogleトレンドのAPIに非公式にアクセスできるPythonライブラリです。以下のような機能が利用できます:
- 時系列データの取得: 指定期間のトレンドスコア推移
- 地域別データ: 都道府県別・国別のトレンド比較
- 関連キーワード: 検索されている関連キーワードの抽出
- カテゴリ別分析: 特定カテゴリ内でのトレンド分析
- リアルタイム検索: 急上昇キーワードの取得
pytrendsの基本的な使い方
例えば、こんな簡単なコードを書くだけで、指定したキーワードの過去のトレンドスコアをCSVファイルとして出力できるんですよ。
基本的なトレンドデータ取得コード
# pytrendsをインストールしてから実行してください
# pip install pytrends
from pytrends.request import TrendReq
import pandas as pd
# Googleに接続
pytrends = TrendReq(hl='ja-JP', tz=360)
# 比較したいキーワードを設定
kw_list = ["テレワーク", "ワーケーション", "ハイブリッドワーク"]
# データを取得(期間:過去5年分)
pytrends.build_payload(kw_list, cat=0, timeframe='today 5-y', geo='JP', gprop='')
# 時系列データを取得
df = pytrends.interest_over_time()
# CSVファイルとして保存
df.to_csv('google_trends_data.csv', encoding='utf-8-sig')
print("トレンドデータをCSVファイルに出力しました。")
このコードを実行すれば、働き方に関するキーワードのトレンド推移がデータとして手に入るんです。すごくないですか?プログラミングって聞くと難しそうに感じるかもですが、今は便利なライブラリがたくさんあるので、意外と簡単に始められますよ。
コードの解説
- TrendReq: Googleトレンドへの接続オブジェクトを作成
- kw_list: 比較したいキーワードを最大5つまで指定可能
- timeframe: 'today 5-y'で過去5年分、'today 1-m'で過去1ヶ月分など指定可能
- geo: 'JP'で日本、'US'でアメリカなど国を指定
- interest_over_time(): 時系列のトレンドスコアを取得
応用例:トレンド急上昇を自動通知
これを応用すれば、例えば毎日自動で特定のキーワード群のトレンドをチェックして、スコアが急上昇したらSlackに通知する、なんて仕組みも作れそうですよね。
自動化ワークフローの構築
以下のような仕組みを構築することで、トレンドへの反応速度を劇的に向上させることができます:
- 定期実行: cron(Linux/Mac)やタスクスケジューラ(Windows)で毎日定時に実行
- 閾値判定: 前日比で〇〇%以上増加したキーワードを検出
- 通知システム: Slack、メール、Discordなどに自動通知
- データ蓄積: データベースやスプレッドシートに自動保存
- レポート生成: 週次・月次レポートを自動作成
実践Tip: Slack通知との連携
Slack Incoming Webhooksを使えば、トレンドスコアが急上昇したキーワードを即座にチームに通知できます。例えば、「SEO 2025」というキーワードが前日比50%増加したら、「🚀 急上昇キーワード検出!SEO 2025 (+50%)」とSlackに投稿。これで、誰よりも早く新しいバズの兆候をキャッチして、すぐに関連コンテンツの企画に移れます。
チームでの活用事例
そうすれば、新しいバズの兆候を誰よりも早くキャッチして、すぐに関連コンテンツの企画に移れる。まさに、このサイトが教えてくれる「時流に乗る」ってことを、システムでサポートできるわけです。
僕たちのチームでも、こういう仕組みを少しずつ取り入れて、トレンドへの反応速度を上げていきたいなって話しているところなんです。
データに「動かされる」仕組みを作る
データをただ眺めるだけじゃなくて、データに「動かされる」仕組みを作る。これができたら、もっと面白いことになりそうだなってワクワクします。
具体的には、以下のような取り組みが考えられます:
- コンテンツ企画の自動提案: トレンドデータから記事テーマを自動提案
- パフォーマンス予測: 過去のトレンドとコンテンツの相関を分析し、今後の伸びを予測
- 競合分析の自動化: 競合サイトのトレンドキーワードを自動追跡
- ダッシュボード化: リアルタイムでトレンド状況を可視化
まとめ: 自動化で効率化、人間は戦略に集中
Googleトレンドの自動化は、単なる作業の効率化ではなく、データドリブンな意思決定を加速させる仕組みです。手作業から解放されることで、私たちはより戦略的な思考—「どのトレンドに注目すべきか」「どんな切り口でコンテンツを作るか」—に時間を使えるようになります。
pytrendsのようなツールを活用することで、このサイトが掲げる「Googleトレンドを使いこなす」という理念を、より実践的に、より効率的に実現できるはずです。ぜひ、あなたのチームでも試してみてください!
- pytrendsライブラリ: PythonでGoogleトレンドのデータを自動取得
- 時系列データ取得: 指定期間・キーワードのトレンド推移を簡単に分析
- 自動通知の仕組み: 急上昇キーワードをSlackなどに自動通知
- データに動かされる: トレンドデータから自動的にアクションを起こす仕組みを構築
- 戦略に集中: 作業を自動化し、人間は戦略的思考に時間を使う